カナダの永住権を申請したTomoka(@TomokainCanada)です。
2020年5月15日に、カナダ永住権の申請条件が揃い、申請を開始しました。
私は、移民コンサルタントさんにお願いをして申請しています。自力で申請する方法はわかりませんが、私の知りうる限りの情報をシェアします。
ただし、私は移民コンサルタントではないので、私の情報をお伝えするに留めます。参考程度にしていただけると幸いです。
では、今日も最後までお付き合いくださいませ♡
目次
Express Entry(エクスプレスエントリー)とは?
スキルドワーカー(熟練労働者)を対象にした永住権申請制度です。
- スキル
- 学歴(日本、カナダ、その他の国含む)
- 語学力(英語orフランス語)
- 職歴(日本、カナダ、その他の国含む)
- その他(年齢など)
の5つのカテゴリーでスコアを計算し、総合スコアが高い人から永住権を申請できるというものです。
つまり、これらの総合スコアをなるべく上げることが永住権を申請する近道になります。
Express Entry(エクスプレスエントリー)の種類
こちらは実は3種類あります。
- Canadian Experience Class(カナディアン・エクスペリエンス・クラス)
- Federal Skilled Worker(フェデラル・スキルド・ワーカー)
- Federal Skilled Trades Program(フェデラル・スキルド・トレード・プログラム)
この中で一番一般的なのが、①のカナディアン・エクスペリエンス・クラス。なので、今回はカナディアン・エクスペリエンス・クラスについて説明します。
Canadian Experience Class(カナディアン・エクスペリエンス・クラス)の申請条件
- カナダでの就労条件:1年間以上のフルタイム就労
- カナダ国外での就労経験:不問
- 仕事の専門性レベル:NOCレベルB以上
- 英語力:NOCレベルBがCLB5以上、NOCレベル0、AがCLB7以上
- 教育レベル:不問
- 居住地:ケベック州以外
自分の仕事の専門性NOCレベルチェックはこちらから→Find your NOC
英語力のCLBチェックはこちらから→Language test equivalency charts
これらは最低申請条件であって、これをクリアしたら永住権が取得できるというものではありません。
スキル・学歴・職歴・語学力・その他の総合スコアの高い人から政府からの招待状が発行されるため、これらの総合スコアを高める必要があります。
それぞれのスコアについて
年齢(0~110点)
22歳~29歳が満点の110点!30歳以降は歳をとるごとにポイントが下がります。
45歳でポイントはゼロ。年齢に関しては20代の方が圧倒的に有利!30歳以上の人は他の分野で挽回しないといけません。
教育レベル(30~150点)
カナダ、日本、その他の国の学歴をポイントにします。教育レベルは不問ですが、もちろん高学歴の方がポイントは高いです。
- 高校卒業→30点
- 4年制大学卒業→120点
- 大学院博士課程修了→150点
高卒より大卒の方が圧倒的に有利!私は日本で4年制大学に加えて短期大学も出ている為128点になったようです。
ちなみに、カナダの高校以降の学校を卒業していると追加で、
- 1年または2年以上のカリキュラムを修了で、15点
- 3年以上のカリキュラムを修了で、30点
カナダでの就労経験(40~80点)
カナダでフルタイム就労した経験です。申請条件が1年以上の就労なので、40点はあると思います。
こちらは長く働けば働くほど点数は上がります。が、年齢が30歳を超えている場合、就労経験によるポイントは稼げても、年齢でポイントが下げられるという…。
20代前半~26歳くらいならそういう心配はなさそうですけどね…。
海外での就労経験(最大50点)
こちらは、海外でのNOCレベルB以上の就労0年~3年以上の経験でポイント化。3年以上なので、3年も10年も同じポイントです(笑)。こちらは、この後に詳しくお話しする英語力に応じてポイントが変化するよう。
カナダと海外の両方での就労経験
カナダと海外の両方でNOCB以上の就労経験で特別ポイントがつきます。
その他
その他の項目について主なものはLMIAの雇用契約があるかがメインだと思います。
LMIAについてはこちらもどうぞ。
語学力
ほとんどの方が英語がメインだと思いますので、英語の話をします。
- IELTS
- CELPIP
のどちらかの試験を受けて、なるべく高いスコアを取ることで、語学力分野のポイントを上げることができます。
年齢も学歴もおそらくポイントを上げるのは難しいでしょう。そして、就労経験に関しては年数を重ねることでポイントは上げられますが、年齢との兼ね合いもあり、時間もかかってしまいます。
ですから、語学力を上げることでポイントを稼ぐ人が大半。みんなめちゃくちゃ勉強して、何回も受験しています。こちらの試験、両方とも試験料1回につき約3万円なんですよ…。
10回目のIELTSで自分史上最高スコアを取り、そのスコアで今回申請することができました。私の語学力ポイントは52点。
Express Entry(エクスプレスエントリー)のスコアチェック
自分のスコアをチェックしよう
自分のスコアチェックはこちらから→Comprehensive Ranking System (CRS) tool: skilled immigrants (Express Entry)
エクスプレスエントリーは2週間ごとにドローされます。申請者は自分の総合ポイントと、足切りスコアが近い状態になったら、まず”Pool”と呼ばれるものに入れます。
そのPoolから、毎回のドローで総合スコアが高い申請者から順に招待状が送られます。ですから、総合スコアが高ければ高いほど、可能性は広がります。
足切りスコア内に入ったら?
足切りスコア以内に入ったら、その時点で招待状が送られてきます。総合スコアが高ければ高いほどいいですが、足切りスコアが低くなった時にPoolに入れていた為に申請可能に至ったケースもあります。
最新のドローの足切りスコアはこちらで見られます→Express Entry rounds of invitations
足切りスコアの推移(2020年5月15日時点)
2019年10月30日からのエクスプレスエントリーの足切りスコアを見ていきましょう。
これは、2019年10月30日~2020年5月15日にかけてのエクスプレスエントリーの足切りスコアの推移です。
2019年10月30日は475点で、ここ最近で一番高い足切りスコア。しばらく470点辺りをウロウロしていました。
ところが、4月16日で455にガクンと下がり、5月15日には450点を切りました。5月28日には440点になっていました。
5月15日での私の総合スコアは449点。この日の足切りスコアが447点だった為、スコアをクリア。政府から招待状が届きました。
私のスコアでは470点は遠く、ちょっと厳しい状況でした。
ところが、2019年末に発生した、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの影響により、永住権申請に必要なスコア自体が低くなる現象が発生。申請に至りました。
その後1か月くらいは430点台まで下がりましたが、7月にはまた点数が上がっていました。
まとめ
エクスプレスエントリーについてまとめました。今回のようなコロナウイルスパンデミックがなく通常通りであれば、総合スコア470点を目指す人が多いです。しかし、470点というのはレベル高いんですよ…。
永住権をエクスプレスエントリーで申請する場合、それぞれの項目のポイントが高ければ高いほど有利なのは間違いないです。
ただ、今までにも今回のようにスコアがガクンと下がるケースはありました。2019年でも足切りスコアが443点だったこともあります。運とタイミングが良ければ、申請にこぎつけられるかもしれません。
いずれにせよ永住権申請は、時間もかかりますし、お金もかかりますので、忍耐と根気と運とタイミングによるかなと思います。もちろん本人の努力も必要です。
たくさんの人の協力があってこその結果だと思うので、感謝してもしきれません。自力で取得したなんて恐れ多くて言えません(笑)。だから、今度は私の経験をたくさんの人にシェアすることで、恩返ししたいと思います。
永住権を目指している皆さん!最後まで諦めないでね。チャンスは巡ってくるよ。
だから、今度はあなたの番だよ。応援してるからね!
カナダ留学や移住を考えている方へ
私自身もカナダへの最初の一歩が不安でした。ですから、移住や留学を考えている方に、何か役立てることがあれば…!と思っています。質問やご相談などあれば、【お問い合わせフォーム】よりご連絡ください。
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しかし、私がお答えできるのは、あくまでも「自身の体験」や「カナダのバンクーバー生活について」です。留学や永住権に関して「確実なアドバイス」が必要な方は、専門家に相談することをおすすめします。
エージェントがたくさんいて悩みますが、私自身がお世話になった保育留学エージェントや知り合いの留学エージェントを紹介できますので、よかったら一度相談してみてください。
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