(@TomokainCanada)です。
私は日本で保育士としての就労経験はなく、未経験のままカナダで保育士になりました。
ですから、保育士未経験の私が日本の現場の状況と比較して、カナダで保育士として働くメリットをお伝えすることは難しいです。しかし本日は、私がカナダで保育士として働いてみて、「これはメリットだな」と思うことについてお話ししたいと思います。
今日もどうぞ最後までお付き合いくださいませ♡
目次
カナダで保育士として働く7つのメリット
カナダで保育士として働くということは、英語ができないと大変だったりします。
しかし、メリットもいっぱいあるので、海外保育に興味がある方は是非チャレンジしてほしいところ。ですので、カナダで保育士ならではのメリットをお伝えします。
①残業や持ち帰り仕事がほとんどない
残業や持ち帰り仕事は、ほぼありません。ほぼと言ったのは、子どもたちの保護者が閉園時間前に子どもを迎えに来なかったりして、子どもたちと一緒に待たなければいけなかったりすることがたまにあるからです。
しかしその場合、保護者が延滞料金を支払わなければいけないので、ほとんど遅れてきません(笑)。
サークルタイムで使うパペットやフェルトストーリーなんかを作ったり、免許更新に必要なワークショップの受講はもちろん業務時間外にはなるのですが、保育士としての労働での残業や持ち帰り仕事はほとんどありません。
②お給料について
カナダではお給料は基本時給制。2020年の保育士(ECE)の平均時給は$18~21です。高いところで時給$25超えのところも!週の労働時間はだいたい35~40時間。
また、保育士は祝日は仕事がないのですが、お給料が発生します。
福利厚生に関しては、勤めているデイケアによります。※カナダは保育園をデイケアと言っています。
福利厚生は、歯科や薬の保険のカバー、ワークショップ受講代負担、自身の子どもを預ける時に割引があったりなど様々。
もし、この有給休暇を全部消化できなかったら、お金で支払ってくれるわけなんです。
③保育士:子どもの割合が日本と比べると圧倒的に良い
カナダBC州の保育士:子どもの割合は以下の通りです。
- 0~2歳 保育士1人:子ども4人
- 3~5歳 保育士1人:子ども8人
日本の保育士:子どもの割合は以下の通りです。
- 0歳 保育士1人:子ども3人
- 1~2歳 保育士1人:子ども6人
- 3歳 保育士1人:子ども20人
- 4~5歳 保育士1人:子ども30人
日本の配置基準は、0~2歳はカナダの1.5倍の人数で、3~5歳は約2.5~4倍の人数。つまり、日本は保育士さん一人ひとりの負担が大きいということになります。
日本の保育士さんたちが、のびのびと子どもと関われるようになることを心から願っています…。
④人間関係の悩みが少ない
日本人保育士全員が、人間関係の悩みが全くないわけではないと思いますが、私は日本にいた頃に比べると、人間関係に悩まされることが減りました。
もちろん、保護者と上手く会話ができず悩むこともたくさんあります。でも、ちゃんと保護者と意思疎通ができた時や、クリスマスにプレゼントや手紙をもらった時は本当に嬉しかったです。
⑤書類仕事がない
日本の保育所にはあるであろう、日案、週案、指導案はありません。そして、連絡帳もないので、何かあれば保護者に直接伝えるか出席ボードに伝言を書きます。
保育士間でも、1冊のノートを共有し、そこに伝言を書いていきます。
⑥ピアノを弾く必要がない
私は日本の保育士資格と幼稚園教諭免許状を持っていますが、壊滅的にピアノが弾けません。短大で2年間ピアノは弾いていたんですが、今は本当に弾けません。
実は幼稚園から小学4年生まで、ピアノを習っていましたが、その時の先生がスパルタ過ぎて嫌いで、全然ピアノの練習しなかったので、行く度に怒られていました。
私のピアノレッスンの時間から、他のレッスン生がやってきて、みんなが終わるまで、毎回立たされてましたよ(苦笑)。
その点、カナダではデイケアでピアノを弾くことはありません。日系の幼稚園で、ピアノを弾いてサークルタイムをされているのを見たことがありますが、それ以外は一度も見たことがありません。
⑦多様な環境で価値観が変わる
カナダは移民の国。ここバンクーバーも例に漏れず、多くの人種がミックスして暮らしています。デイケアに通っている子どもたちも、様々なルーツを持っています。
私は日本人、同僚は香港人や香港系カナダ人。子どもたちは、アフリカ人、カナダ人、中国人にブラジル人など。
みんなそれぞれ、瞳の色、髪の色や髪質、肌の色、そして言語までもが違います。中には中国語やフランス語を話す子どももいます。英語がわからない子もたまにいます。
こんな環境の中で仕事をしますので、違いを認められるようになり、日本で築いた価値観がいい意味で崩れます。子どもたち自身も見た目の違いを自然と受け入れています。
まとめ
以上が、カナダで保育士として働く7つのメリットだと私は思います。カナダで保育士として働くことを通して、日本で培った考え方がいい意味でぶっ壊れました。
海外留学はもちろんとても貴重な体験ですが、留学の先の現地就職で得られるものは、本当に素晴らしいものです。
保育留学に興味のある人はCOSがおすすめ。私もここの利用者で、現地就職しました。こちらの記事も良かったらあわせて読んでみてくださいね。
でも、カナダで保育士はメリットばっかじゃないですよ…。
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カナダ留学や移住を考えている方へ
私自身もカナダへの最初の一歩が不安でした。ですから、移住や留学を考えている方に、何か役立てることがあれば…!と思っています。質問やご相談などあれば、【お問い合わせフォーム】よりご連絡ください。
実体験と現地在住者の目線で、できるだけ疑問や不安が解消できるよう、お答えさせていただきます。皆さまからのご相談がブログ記事のアイディアにもなっています!
しかし、私がお答えできるのは、あくまでも「自身の体験」や「カナダのバンクーバー生活について」です。留学や永住権に関して「確実なアドバイス」が必要な方は、専門家に相談することをおすすめします。
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はじめまして、こんにちは。
サイトを検索していて
こちらのHP拝見しました。
管理人のプロフィールの所を読んでまさしく自分!Tomokaさんのように日本を飛び出して働いてみたいです。是非他の記事も読ませて頂くのですが、どの順番に読むとオススメなどありますでしょうか。また、私には2児の子どもがいるのですが、一緒に移住して、私が園で働くというようなことをされている方は周りの方でいらっしゃいますでしょうか。
なつこさん
初めまして!ようこそ我がブログへ笑!
基本的に私はカナダ関連とか書きたい事やお知らせしたい事など色々書いていますので、どの順番とかはないです。ご自由に、お好きなところからって感じですよ。
親子で移住される方もいますが、私の知る限りはお子さんと一緒に移住された保育士さんは知らないです。ですが、夫婦で移住されて、後に保育士になられた方はいますよー。