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カナダで保育士奮闘中のTomokaです。
皆さんは、「海外に住んでいる日本人たちは、なぜその国にずっと居るのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
一部の紛争地域や治安の悪い国、貧困問題のある国などを除いては、多くの人にとって一番住みやすいのは「母国」だと思います。なぜなら、
- 言葉が不自由なく通じる。日本語最高。
- 国民性や価値観が理解しやすい。
- ずっと住める、仕事につきやすい(不法滞在やビザの心配は一切なし)。
- 文化・食事に慣れ親しみがある。日本食は世界一ですよね。
などの上記のような理由があるため、日本人にとっては「日本が一番住みやすい」、カナダ人にとっては「カナダが一番住みやすい」となるケースが多いと思います。特に日本は世界から見てもとても豊かな国。そんな豊かな国に生まれた人間が、日本ではなくあえて国外に住むというのは、よくよく考えると不思議かもしれませんよね。
そこで今回は、海外在住の日本人が海外に住み続ける理由を4つ紹介していきたいと思います。
カナダが大好き・自分に合っている

- バンクーバーの街と自然が大好き!
- こっちの生活パターンの方が自分には合っている。
- カナダでは自分を飾らなくていいから楽。
など、上記のような理由でずっと住み続けている日本人はとても多いです。日本のように年齢や体形に合った服を着るのではなく、自分が好きな服を着ている人がとても多い。こちらでヨガパンツやショートパンツを履いている日本人はけっこう見かけます。日本だとあまりない光景。
また、バンクーバーは雨が多くてウンザリする人もいましたが、
- 雨はともかく夏は最高!!
- アフター5を自由に過ごせるのが最高!!
とよく耳にしました。天候や交通機関、生活水準なども当然大事ですが、住み続けたい動機としては「自分を飾らなくていい。市場価値に合わせなくていい」っていうのが一番になるのではないでしょうか?
日本に住みにくい

- 「日本は住みにくいからカナダに来た!」
- 「日本が嫌だから帰りたくない!」
- 「日本の災害の多さに参ったから。」
ということで現地に居続ける人もけっこう多いです。日本人の中には日本が合わない人も大勢います。日本独自の政治や慣習、日本人の価値観や考え方に対してストレスを感じることは誰しもあるのではないでしょうか?
世界の人たちから見たら、日本は生活水準が高くて衛生的、食のレベルも非常に高く、全ての物が良質な上に安い最高に豊かな国。というように、日本は良い面が多いですが、悪い面もあります。
- 災害が非常に多い。
- 満員電車
- 残業代出ないのに残業して当たり前
- 有給が取れない
- 受験戦争
- 年金問題
- 待機児童問題
- 少子高齢化
- 様々なハラスメント問題(パワハラ、モラハラ、マタハラなど)
などの、日本の悪い面にどうしても耐えられなくなり、国外へ飛び出してきたという人もカナダでは多いです。特に最近は、災害の多さに耐えられなくなり、カナダへ来たという日本人一家も珍しくないです。
配偶者がいる

「現地で知り合った彼と結婚またはコモンロー(事実婚)してずっと居ることになった。」というパターンです。
これ実際めちゃめちゃ多いです!しかも、ほとんどが女性。しかし男性でも現地で知り合った日本人女性やカナダ人女性と結婚してずっとカナダに住んでいるという人もいます。
自分の好きな人と一緒に居られることができれば、どこにでも住めるもんですよね。だからこそ「どちらの国で住むか?」となったときに、「ホントは相手が日本に来てほしいけど、自分が行っちゃおう!」となれるんだと思います。
子どもの教育

子どもの教育のことを考えて移住する方もいらっしゃいます。幼い頃から英語環境、そして多種多様な子どもたちの環境に、自分の子どもに過ごさせようというパターンです。
そして、カナダでは基本的に高校までは教育費がすべて無料。(※留学生は別ですが…。)カナダは世界でも教育に力を入れている国として有名です。
また、日本にはない「飛び級」制度もあります。成績の優れた生徒ならば、小学校の3年生から5年生というふうに、学年を飛ばして進級することが可能なのです。IT先進国のカナダは小学校のうちからインターネットを取り入れた授業を積極的に行っているのも特徴の1つ。国と国とを繋いで子どもたち同士お話するといった授業まであるそうです。
また、勉強だけでなく、夏はサマーキャンプが活発。夏休みは2か月位あるのに、宿題はありません。(なんて羨ましい…。)
日本とカナダ。どちらの教育制度が優れているかはわかりません。どちらにもメリット・デメリットはあるでしょう。しかし、カナダの教育制度に魅力を感じ、子どものために家族全員で移住するという方々も実際かなり多いです。
まとめ
海外に住み続ける理由は人それぞれ、ちゃんとした理由があります。どんな理由があってもそれはそれでいいと思いますし、誰にも批判する権利はありません。
ただ、これから海外で住み続けたいと思っている人にとって重要なのは、「自分はしっかりとした理由をもっているか?」だと思います。だって、家族や友だちはもちろん慣れ親しんだ国を離れることになるわけですから。その覚悟があるかどうかってかなり大事ですよね。
私も今のところ永住権取得まで行こうと思っています。これにはきちんとした理由があります。これについては、またどこかでお話しできたらと思います。
でも、永住権が取れたら年に何回か、あるいは年単位で日本とカナダと行ったり来たり出来るようになりたいなって思っています。