皆さんもご存じの通り、世界にはたくさんの日本人が活躍しています。せっかくなので!私が出会った魅力あふれる日本人を突撃インタビューしてきました!!
今回突撃インタビューしたのはカナダの小学校で障害児の介助員をされている日本人のトミーさん。
海外の学校で働くことに興味があるそこのアナタ!今日も最後までお付き合いくださいませ♡
目次
障害児サポーターのトミーさんの経歴
トミーさん:
私立高校を1年で退学、定時制高校を卒業し、一般企業に7年勤務しました。その後、ワーキングホリデービザでオーストラリア。ファームで働き、トータル2年滞在しました。
トミーさん:
その後、カナダにワーキングホリデービザで渡航、パン屋に就職。そこのパン屋さんが僕を気に入ってくれたので、就労ビザのスポンサーになってくれました。就労ビザを経て、永住権を申請しました。
トミーさん:
永住権取得後に、学校に行き資格を取得したんです。カナダには2018年で8年住んでいます。
トミーさん:
苦労を苦労と思わないんです(笑)。でも、カナダ来た時はお金がなくて月$240のホステルに8か月滞在していました(笑)。とにかく汚くて、絶対戻れない…(笑)。
トミーさん:
家庭教師を趣味で始めて、その生徒さんがたまたま「こういう仕事があるよ!」って教えてくれたのがきっかけ。その生徒さんが小学校の先生で、彼が教育現場の障害児の介助員の仕事について教えてくれて、興味を持ち始めました。
そこから、自分で学校の情報を調べて、資格を取りたいなと…。その頃まだパン屋さんで働いていて、そこから2年くらいはまだパン屋で働いていたのですけどね…。そのパン屋さんが潰れてしまいました(笑)。で、学校に行くことに。
トミーさん:
うん(笑)。で、その学校に通ったのは11か月。9か月は座学、2か月は実習。実習先は小学校と高校でそれぞれ1か月行きました。実習はとても楽しくて子どもたちのウェルカム感が半端なかったです(笑)。
もう一つの理由が、カナダで第2の人生を歩む機会をもらえたっていう感覚だったから、この国に恩返しができる、人の役に立つ仕事がしたいと思って、この仕事を選びました。
小学校の障害児介助員の仕事にどうやって就職した?
トミーさん:
卒業後すぐに就職する自信がなかったので、3か月間月曜日から金曜日の9時から~3時までフルタイムでボランティアをしていました。
トミーさん:
(そりゃそうだよね…。)でも、その3か月のボランティア期間で出会った校長先生が僕の働きっぷりを見て、教育委員会に電話してくれました。僕のことを「いい人がいるよ。」って。
そして、その校長先生がカナダではとても重要なリファレンスレター(推薦状)を書いてくれました。
トミーさん:
でも、ボランティアに熱中しすぎて(笑)、就職活動の準備が満足にできず、最初の面接には落ちました(汗)。なので、その後日本で言う職業安定所に3週間毎日通い詰めて、面接と履歴書をしっかりと学び、次の面接に取り組みました。
トミーさん:
その3週間の就職内定の為の職業訓練のお陰で、今の職場の面接では即採用になりました。その面接ではとても好感触だったので、面接終了3時間後に採用の連絡が来ました!!そして、今もその職場で働いています。
小学校の障害児介助員の仕事内容について
トミーさん:
障害を持った子どもが通常学級で他の子どもたちと一緒に学べるように手助けしています。授業で使うプリントを障害を持った子どもの隣に座って一緒に解いたり、食べ物を口から摂取できない子には身体につけているチューブから栄養剤を注入したり。
あとは、クラスの子どもたちと障害を持った子どもたちが上手くコミュニケーションが取れるように子ども間の架け橋的存在になっています。
トミーさん:
こちらではみんな生まれた時からみんな違うんですよね。肌の色、髪の色、目の色と見た目も全然違うし、文化も全然違うから、昔から「人を差別しない」っていう教育が当り前。
だから、障害を持っている子どもたちって逆にクラスでの人気者であることが多いんです。障害を持っている子どもたちに対してユニークという考え方なので、とても人気があります。
【障害がある】と医師の診断がもらえると、国から補助が出るんですよね。その補助で僕たち介助員が彼らの介助ができます。医療費や生活費の補助ももらえるので、障害を持った子どもたちの家族はとても助かっていると思います。
障害に対しての考え方が国レベルで違うので、みんな受け入れられるんだと思います。
英語について
トミーさん:
マジがんばったよー(笑)。人一倍できなかったから、人一倍がんばるしかなかった。まず、携帯とパソコンは英語にし、メモ書きする時も全部英語にしました。
僕は英語に上手い下手は無いと思っていて、『とにかく心だ』と思って人とコミュニケーションを取るようにしていました。みんな気にしすぎ!日本語って、英語に比べてはるかに難しい。
難しい日本語を流暢に操れる自分自身にもう少し自信を持って、どんどんコミュニケーションを取っていったらいいと思います。僕はどんどん現地の人たちに積極的にコミュニケーションを取るようにしました。
トミーさん:
目標をしっかり持って、とにかくがんばる!!目標を達成する具体的な時期や数値を明確にするのがいいと思います。
「英語は、英語を勉強するというより英語で何かを勉強しなさい!」って母に言われました。その言葉が今の仕事に繋がり、今の仕事が大好きなので毎日幸せです。そんな日々を送れる人が増えてくれるといいなと思います。
まとめ
トミーさんをはじめ、バンクーバーには自分の仕事が好きな人たちがとても多い気がします。日本語ではなく英語の環境で、それでもがんばれるのは本当に仕事が好きだから。
それぞれがしっかり目標を持ってがんばってきたからこその結果なんでしょう。これからもそんな目標に向かってがんばる人を応援し、そして私もそんな人たちを目指して日々がんばっていきます。
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