カナダに留学に来られる方の中には、現地就職を経てカナダ永住権を目指す人も多いと思います。しかし、日本での就職活動とカナダでの就職活動は全然違います。更にはビザの問題も絡んでくる為、そう簡単にはいきません。
それでも、
「カナダで保育士として就職して、永住権取得を目指します!」
そんな向上心でいっぱいのあなたに向けて、実際に私が行った就活方法をシェアします。ちなみに、私のやり方で
- ECEAでワーホリビザから就労ビザを取得し就職できた人
- ECE、ITで観光ビザで就労ビザを取得し就職できた人
がいます。
②の人は日本での現場経験も長く、ECEとITを持っているのがかなり強いというのもありますが、観光ビザから就労ビザを取得というのはなかなかできるものではありません。
カナダBC州の保育士資格についてとビザについてはこちらをご覧ください。
それでは、今日も最後までお付き合いくださいませ♡
目次
就労ビザってなに?
ワーホリビザが使えない方やポスグラビザ申請ができない方がカナダで就職するには【就労ビザ】を取得しなければいけません。
この就労ビザは、【LMIA Work Permit】と呼ばれるものです。
LMIA Work Permitとはクローズドワークパーミットの一つで、ごく一般的な就労ビザというのはこのLMIA Work Permitのことを指します。
名前にもあるLMIAというのはLabour Market Impact Assessmentの略で、簡単に言うと「外国人を雇う許可証」のこと。ちなみにクローズドワークパーミットとは、許可された雇用先でのみの労働が可能な就労ビザのこと。
どこでも就労可能であるワーホリやポスグラは、オープンワークパーミットなんですね。
LMIA Work Permitを申請するには、雇用先が外国人労働者(申請者)を雇うことで得られる利点や、外国人労働者(申請者)がカナダ人では代わりが務まらない能力を持っているなど、カナダ政府を説得できるような内容の書類を準備しなければいけないのです。
ってことをカナダ政府は言いたいんですよね(苦笑)。
だから、このLMIAを取得するのに外国人雇用に関する条件やルールが数年前に比べて厳しくなりました。カナダ政府にとって、現地のカナダ人を大事にしたいわけですから。
無事にLMIAの結果が「外国人雇ってもいいよ」と許可をもらって、初めてWork Permitの申請ができるのです。
逆にこのLMIAの結果が「外国人を雇ってはダメ」だった場合、外国人労働者(申請者)である私たちはWork Permit自体申請ができないんです。
ですから、雇用側がサポートしたくなるようなスキルや資格を持っておく必要があります。
就職活動の準備をしよう
ここでは心構えと実際の準備についてお伝えします。
就職活動の心構え
就労ビザ(LMIA Work Permit)の取得を狙っているのはあなただけではありません。カナダに残りたい外国人はみんなが狙っているのがこのビザ。
他の外国人労働者を押しのけて勝ち取らないといけないので、早く行動に移すことが何よりも大事なんです。実際に他の職種で就労ビザ(LMIA Work Permit)を取得した日本人も行動力がすさまじい人たちばかりでした。
準備編
- ネットで情報収集
- レジュメ、リファレンスレター、カバーレターなどの作成
- 求人情報に応募する
- 面接の練習
実は日本での就職活動の経験がゼロなので、手探りで就職活動をしていました。ですから、もし日本での就職活動の経験があって、尚且つ日本での保育経験があったらより可能性はあると思います。
絶対にチェックすべき保育士求人向けウェブサイト ※就労ビザ取得編
絶対登録しておきたい!保育士マッチングサービス
まずは、就職活動時の私ができれば利用したかった保育士マッチングサービスの紹介です。
私は就職活動でかなりに苦労したんです。自力で就労ビザのサポートをしてくれるデイケアを探すのも、そこに採用されるのも本当に大変なんですよ。
ですが、こちらは自分の情報を登録しておくと、デイケア側が求めている人材とマッチングしたら連絡してくれるというもの。更にビザ申請も担当してくれるので自分で探す必要がありません。
ですので、まずは登録してみてください。保育士マッチングサービスの登録は下のボタンから。リンク先の弊社紹介コードの欄に【TMK】と入力してくださいね。
Facebookを活用しよう!
こちらのサイト、実はすべてFacebookのプライベートグループです。
- ECE Job Postings – Greater Vancouver & Surrounding Areas
- BC Early Childhood Educator Job Fair
- ECE Network Connections
- Early Childhood Educators- Support, Educate & Advocate For Those In BC
これらはプライベートグループなので承認されないと閲覧できません。まずは承認されること。あとは必要事項をこれらのグループに投稿してください。アクティブなグループなので投稿したものはどんどん流れていきます。時々投稿してみましょう。
投稿に書くと良いものは、持っている資格、経験年数、就労ビザのサポートが要ること、自分のスキルについて、連絡先などです。
日本でもそうですが、求人サイトに求人広告を出す場合は有料である場合がほとんど。求人を出す側としてはあまりお金をかけたくない為、facebookのプライベートグループに投稿するデイケアも非常に多いのです。
そこが私たち外国人労働者も狙えるんじゃないかと思うポイント!
私もこれらのプライベートグループに自分の情報とLMIA Work Permitのサポートも必要であるという旨を投稿しまくった結果、私のEメールやfacebookのメッセンジャー、私の投稿に返信という形でけっこうな数の連絡が来ました。
私も現在の勤務先と出会ったのはfacebook。彼女は「あなたの投稿を見つけたの。移民局のサイトも調べてみたけど、私、あなたのサポートができるかもしれないから、面接に来てくれない?」ってメールをくれたのがきっかけでした。
上記でお伝えした、ECEAでワーホリから就労ビザを取得した子も、観光ビザから就労ビザを取得した子も、こちらのプライベートグループを利用していました。
また、facebookには専用のページを作っているデイケアもいっぱいあります。当然デイケアのオーナーもfacebook利用者である可能性は大いにあるわけなんです。更にECE関係のプライベートグループがあって、登録者もいっぱいで日々情報交換もされています。
プライベートグループには求人を出しているデイケアもたくさんありました。
たまたまラッキーだっただけなのかもしれませんが、就職活動にfacebookは試す価値はあると思います。
デイケアの求人サイト
こちらに関しては日本と同じシステムなので説明は不要ですよね。それでは、私が利用していたサイトをご紹介します。
- craigslist
- ECEBC
- WorkBC
- BC Aboriginal Child Care Society
- Westcoast Child Care Resource Centre
- indeed
- Job Bank
- workpolis
- Child Care Advantage
これらのHPのjob postingをチェック。”ECE”と入力してください。
求人情報にはLMIA Work Permitのサポートの有無については書いていないデイケアがほとんどなのですが、たまに親切に書いているところもあります。
↑LMIAは就労ビザ、PNPは永住権のサポートが可能ということです。こちらの応募条件はECE(正規の保育士)を持っていることが条件。最低でもECEを持っていれば就職できる可能性は十分あります。
このように明記しているデイケアは珍しいので、明記していないデイケアに応募する際は必ず電話またはメールで聞いてみてください。
まとめ
以上が私のオススメ就活方法。まとめると、
- 保育士マッチングサービスに登録をしておく。
- facebookのプライベートグループに投稿しまくる。
- 自分でも求人サイトからレジュメを送りまくる。
です。とにかく行動しまくることが大事!
日本での就職活動では採用・不採用の通知が丁寧に送られてくると思います。しかしカナダでは、何十通とレジュメを送りましたが、スルーされることは多々ありで、丁寧に不採用通知が来ればラッキーな方です汗。
ましてやビザが絡んでくるのですから、時間との戦いなんですよ。
しかし、最後まで諦めないでください。何度拒否られようが、門前払いされようが、最後は粘ったもん勝ち!その結果が自分の納得のいくものでは無かったとしても、必死にがんばった自分に対して誇りをもってください。
就労ビザ(LMIA Work Permit)の取得を目指した日本人保育士の仲間が増えることを心から楽しみにしています。
そして、就労ビザで1年以上働いたらいよいよ永住権申請!こちらの記事もあわせてどうぞ♡