海外現役保育士がカナダBC州の保育士資格とビザについて徹底解説するよ!

Tomoka

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皆さんこんにちは。カナダで
保育士奮闘中のTomoka
@TomokainCanada)です。

 

カナダで保育留学を経て、現在カナダで保育士をしているのですが、日本人の保育留学生や日本人保育士、実はめっちゃいるんですよ。しかもね、私は10代や20代ばかりだと思っていたのですが、30代40代もいらっしゃったんですね。

ちなみに、私は30代で海外留学しています。

 

本日は、保育留学に興味のある方向けに、カナダのブリティッシュコロンビア州(以下BC州)の保育士資格についてとビザについてお話しします。

 

どうぞ最後までお付き合いくださいませ♡

 

カナダBC州の保育士資格とは?

カナダの保育士資格は州ごとに管理されています。その為、各州で取得条件は異なります。

私はBC州の保育士資格を取得しましたので、BC州についてお話します。BC州の資格は次の4つ。

  1. 保育士アシスタント(ECEA)
  2. 保育士(ECE)
  3. 乳幼児教育者(IT)
  4. 特別支援教育者(SN)

 

取得方法や対象年齢についてお話します。また、全ての保育士資格に有効期限が設けられているので、そちらも合わせて解説します。

 

保育士アシスタント(ECEA)

Early Childhood Educator Assistant(以下ECEA)は、いわゆる保育士(ECE)のアシスタント的資格。その為、保育士(ECE)と一緒でないと働くことができません。

3~5歳の子どもたちをECEと共に保育することができます。

資格は保育士のアシスタントですが、仕事内容は保育士とあまり差がありません。しかしお給料に差があり、アシスタントは正規に比べると低いです。

ECEAの取得方法

取得方法は2通り

  1. 現地の学校の保育科コースの該当プログラムを履修する。
  2. 日本の保育士資格を書き換える。

ECEAは約4か月ほどで取得でき、実習も必要ありません。

実際に、ECEAのライセンス取得後はECEAとしてパートタイムで働きながら、正規の保育士資格であるECEを取得するために学校へ通う人も多いです。

 

取得後の有効期限は1年。500時間のボランティア又は就労などの現場経験で、5年有効の資格に更新できます。

 

保育士資格(ECE)

Early Childhood Educator(以下ECE)は、正規の保育士として働ける資格。これがベーシックになります。ですから、就労ビザや永住権取得を希望される方は最低でもECEは取得した方が無難です。

ECE1人に対して、3~5歳の子どもたちを8人保育することができます。

ECEの取得方法

こちらも取得方法は2通り

  1. 現地の学校の保育科コースの該当プログラムを履修する。
  2. 日本の保育士資格を書き換える。

ECEは1年で取得できます。ECEAは、ECE履修中に取得可能。ちなみに、私はECEの資格を持っています。

 


↑こちらは有効期限が1年バージョン

こちらも取得後の有効期限は1年。1年の間に500時間のボランティアや就労などの現場経験を経て、5年有効の保育士資格に更新できます。

 

乳幼児教育者(IT)

Infants and Toddlers Educator(以下IT)は、3歳未満の子どもたちを看ることができる資格です。IT1人に対して、0~2歳の子ども4人保育することができます。

ITは需要があるので、求人もECEに比べて多いです。就労ビザや永住権を狙う人は、ITまで持っておくと非常に有利だと思います。

ITの取得方法

正規の保育士資格であるECEを取得することが原則です。その上で、

  1. 現地の学校のITコースの該当プログラムを履修する。(約6か月)
  2. 500時間のボランティアや就労などの現場経験をする。

この2つを満たして、初めてITの資格が取得できます。有効期限は5年になります。

 

特別支援教育者(SN)

Special Needs Educator(以下SN)は、障がいのある子どもをサポートすることができる資格です。取り方はITと同じです。

SNの取得方法

正規の保育士資格であるECEを取得することが原則です。その上で、

  1. 現地の学校のSEコースの該当プログラムを履修する。(約6か月)
  2. 500時間のボランティアや就労などの現場経験をする。

この2つを満たして、初めてSEの資格が取得できます。有効期限は5年になります。

5年後の更新については、また別記事で書く予定です。

 

カナダで保育士になるまで

ここでは簡単に、カナダで保育士になるまでの流れを書きます。

Tomoka

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カナダで保育士として働くには、ライセンスの他にビザの問題があるので、ワーホリない人にとっては少し大変です。

 

保育科のある学校へ通う

英語の試験などの入学基準を設けている学校が多いので、まずは入学基準を満たすこと。

 

入学できましたら、カリキュラムをこなしましょう。

  • ECEAなら4か月
  • ECEなら1年
  • ECE+ITかSNなら1年半
  • ECE+IT+SNなら2年

のカリキュラムになります。

 

もしワーホリの後に就労ビザ、あるいは学生ビザの後に就労ビザを狙うなら、最低でもECEは取得した方が絶対にいいです!可能ならITも取得しましょう。

Tomoka

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就労ビザ取得はなかなかハードルが高く、誰でも取得できるわけではないので、勝負できる資格やスキル、経験があった方がサポートは受けやすいです!!

 

保育士資格を取得する

学校のコース修了証明書、身分証明書、無犯罪証明書、州が定めている書類などを提出すると、後日保育士資格が手元に届きます。

保育士資格申請はこちらから(英語です)→Apply for an Early Childhood Educator or Assistant Certificate

こちらのPDFをプリントアウトし、必要事項を記入して、必要な書類を提出するとあとは待つだけ。

 

就労ビザを取得する

代表的な就労ビザは以下の3つです。

オープンワークパーミット

  1. ワーキングホリデービザ
  2. ポストグラデュエーションビザ

クローズドワークパーミット

  • LMIAワークパーミット

 

ワーホリは説明は不要でしょう。ワーホリ申請できる人は申請しましょう。

ポストグラデュエーションビザ(通称:ポスグラ)はカナダが定めた学校に8か月以上のコースを履修することで申請ができます。通学した期間と同じだけの期間のビザがでますが、2年通うと3年のビザが出ます。

 

問題はLMIAワークパーミット。一般的な就労ビザは、このLMIAワークパーミットのことを指します。

こちらを取得するには、自分の力だけではどうにもなりません。現地の会社のサポートがあって初めて取得できるのです。

Tomoka

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つまり、サポートしてくれる会社が見つからなかった時点で、ライセンスはあっても働けるビザがないので、カナダで保育士として働くという道が閉ざされます。

 

就労ビザ取得が狙いの人たちが、最低でもECEは取得した方がいいのかというと理由は以下の通り。

ECE1人に対して3~5歳の子どもたちを8人見られるのに対して、ECEAは保育できる子どもの人数が加算されません。ECE1人とECEA1人で子ども最大16人まで見ることは可能ですが、ECEA1人で子どもを見ることはできません。

ECEAを増やしても、ECEがいないと仕事をすることが許されない為、保育園側が外国人のECEAに就労ビザをサポートするメリットがないと考えられるんです。

Tomoka

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保育園側としては、アシスタントであるECEA保持者と正規の保育士であるECE保持者であれば、ECEが欲しいんですよね。

 

 

まとめ

今回はカナダで保育士として働きたい人向けに、BC州の保育士資格についてとビザについてのお話をしました。資格が取れてもビザが無くて働けない…という状況は避けたいですよね…。

保育留学については、こちらの留学会社が詳しいので別記事で書きました。

 

留学をお願いする時は、もちろん信頼できる留学会社にお願いしたいですよね。

私の場合はCOSで、今でもお世話になっていますが、これを読んでいるあなたの留学が素晴らしいものになるならば、どの留学会社を利用してもいいと思います。

 

あなたの留学が素晴らしいものになりますように。カナダで保育士される方と縁が繋がることを、私も楽しみにしています。

 

カナダ留学や移住を考えている方へ

私自身もカナダへの最初の一歩が不安でした。ですから、移住や留学を考えている方に、何か役立てることがあれば…!と思っています。質問やご相談などあれば、問い合わせフォームよりご連絡ください。

実体験と現地在住者の目線で、できるだけ疑問や不安が解消できるよう、お答えさせていただきます。皆さまからのご相談がブログ記事のアイディアにもなっています!

Tomoka

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ただし!質問は、ご自分で調べてもわからなかったことにしてください。調べたらわかるご質問にはお答えできません。よろしくお願いいたします!

 

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そして、「ありがとう」と一言だけでも返信もらうと、私もっと協力したくなります(笑)♡

 

しかし、私がお答えできるのは、あくまでも「自身の体験」や「カナダのバンクーバー生活について」です。留学や永住権に関して「確実なアドバイス」が必要な方は、専門家に相談することをおすすめします。

エージェントがたくさんいて悩みますが、私自身がお世話になった保育留学エージェントや知り合いの留学エージェントを紹介できますので、よかったら一度相談してみてください。

その他の欄やご要望・ご質問の欄に「Tomokaのブログを見た」とお伝えいただくと、良いことがあるかもしれません(笑)。

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Tomoka

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「この記事がおもしろいな~」って思ってくださったら、こちらもどうぞ♡

 

 

 

 この記事へのコメント

  1. カナダ政府公認移民コンサルタント より:

    ITやSNの詳しい内容を知る事が出来て勉強になりました。ありがとうございます!

    永住権取得が目的で予算が許せば、「ECE+IT+SN(合計2年)」で3年のポスグラ取得で、永住権取得確率が上がりそうですね♪

    • tomoka より:

      お役に立てて嬉しいです!
      そうですね。私も公立大学で2年在学して3年のポスグラが一番確実だと思います。
      ただ、授業料が凄いのと入学条件が厳しいのが留学生にとってネックですよね。

  2. ひろこ より:

    保育士としてカナダ移住を考えていて、いろいろ調べている中で、ともかさんのブログは具体的な情報が多くてとても参考になります!
    私は今オーストラリアで保育士しています。カナダの資格に書き換えようと
    考えていているのですが、ITの取得方法の500時間の就労経験はカナダ国外でも対象になるかご存知ですか?

    • tomoka より:

      ひろこさん、コメントありがとうございます!
      オーストラリアで保育士なんて、素敵です!私、本当はオーストラリアが第一志望だったので。
      今はカナダに来て良かったって思っています。

      ITなんですが、残念ながら私の方ではお答えできません。私は専門家ではなく、あくまでも私の経験上で知っている情報を発信しています。
      ただ、私の日本の友だちはITも書き換えしたのですが、彼女の場合は500時間の現場経験さえクリアすればライセンスがもらえるということで、いわゆる仮免許みたいな感じでした。だから彼女はそれで就職し、500時間超えた時点でライセンスを申請していました。

      また、COSのホームぺージによると、場合によってはITも書き換え可能のようで、これはその人の取得した他国の学校での単位や経験などケースバイケースだと私は思います。
      もし、保育士としてカナダ移住されるなら、COSにお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?私も元はCOSの利用客でここまでやってきました。カナダの保育留学に関しては彼らが一番強いと思いますので、もしご興味がありましたら一度お問合せしてみてください。ともかの紹介と言ってくださったら、話は通りやすいと思います。

      カナダの私はバンクーバーに住んでいます。こちらに来られた際にお会いできるのを心待ちにしております。

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