カナダで保育士を一時的に失業したTomoka(@TomokainCanada)です。
世界中で新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの話でもちきりで、心も体も落ち着かない方はたくさんいると思います。日本では東京オリンピックの延期が正式に発表され、緊急事態宣言も出ましたね。
今は世界中の一般の医療機関から有名人まで、”stay home”を発しています。これは、インスタグラムでアメリカの病院から。
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医療現場が崩壊しないように、感染者が増えないように、今はstay homeでコロナに打ち勝ちましょう。すべて終わったら地球規模で打ち上げ飲み会ですよ!!
今回はバンクーバーの現場からコロナパンデミックの状況をお伝えしていきます。どうぞ最後までお付き合いくださいませ♡
目次
カナダ全土の感染者数
以下にご紹介する感染者数は、コロナウイルス(COVID-19)感染者とみなされた方の数字です。
2020年3月1日…96人
2020年3月10日…470人
2020年3月20日…1,250人
2020年4月1日…9,595人
2020年4月10日…22,133人
2020年4月20日…36,823人
検査数は4月22日で、612,192人です。
私が住むバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では2020年1月28日に最初の感染者が報告されました。
3月38日、カナダの州別の感染者数が多いのは次の通り
1、ケベック州…2,498人
2、オンタリオ州…993人
3、ブリティッシュコロンビア州…884人
4月22日、カナダの州別の感染者数が多いのは次の通り
1、ケベック州…20,965人
2、オンタリオ州…12,245人
3、アルバータ州…3,401人
4、ブリティッシュコロンビア州…1,795人
ケベック州とオンタリオ州は共に約1か月で約10倍の感染者数になりました。
ブリティッシュコロンビア州はかなり感染者数は抑えていると思います。
これまでのカナダの動き
2020年1月28日にブリティッシュコロンビア州で最初の感染者が報告され、4月22日現在1,795人の感染者がいます。私たちを取り巻く環境の変化はとても大きく、感染拡大防止のための対応も凄まじい速さで行われました。
以下、これまでの流れです。
3月15日:国境封鎖が決定!
3月15日、国境封鎖の決定が下され、3月18日から施行。カナダ人及び永住権を持つ人以外はカナダに入国できません。国境閉鎖は6月30日までの予定。
3月16日、国境封鎖期間中にビザの入国期限を超える人たちに対して特別に最大90日間の期間延長申請ができることを発表。
日本語で詳しく書かれた説明はコロナウイルス理由によるレター期限延長についてにて。
3月18日時点で既に有効なビザを所有していた人、および学生ビザの許可や承認書を得ていた人は入国が許可されました。(3月20日の発表より)
※しかし、実際は空港で追い返されたという情報がTwitterにて何件か流れています。今は渡航を見送った方がいいかと思われます。
カナダ人及び永住権を持っている人、またその家族は入国することができます。
しかし、すべての人に14日間の自主隔離を行うことが義務付けられ、違反者には罰則が科せられます。違反者に最大$750,000(約58万円)の罰金、最大6か月の投獄。悪質の場合は、$100万(約7,700千万)の罰金と3年と投獄と相当厳しいものになっています。
3月17日:無期限で学校が休校
学校は3月16日から2週間の春休みに入りました。その次である3月17日に無期限でK-12の学校を無期限で休校することが発表されました。K-12とはキンダーガーデン(小学校に行く前に通う1年の学校)から高校まで。
公立や私立のカレッジや大学はオンラインで授業を行うことが決まりました。
ちなみに、デイケアやプリスクールなどのチャイルドケアサービスは閉鎖が決まっていませんが、独自の判断で閉鎖しているところもあります。
3月17日昼頃:図書館やコミュニティーセンターが突然全館閉鎖
3月17日のお昼頃に、市内の図書館やコミュニティーセンターが全館閉鎖。それに伴い、下記のサービスが次々に閉鎖が決まりました。
- 屋内のレクリエーションプログラムを提供するすべての施設
(ヨガスタジオ、ダンススタジオ、ジム、プールなど) - ショッピングモール
- アパレルショップ
- 劇場及び映画館
- バー、パブ、ナイトクラブ
- スターバックス
- レストランのイートインサービス
- ゲレンデ
- 公園
- 美容院、エステサロン、ネイルサロン、マッサージサロンなど
17日がSt. Patrick’s Dayだったのですが、ダウンタウンのすべてのレストラン、バーやパブは完全に閉鎖。それを機にすべてのイートインサービスは禁止。テイクアウトやデリバリーのみ対応。
公園はこの通り遊べないようになっています。
この一週間のスーパーへの駆け込みと買い占めは凄まじいもので、たくさんの物がスーパーから消えました。これら全て一週間以内に起こったことです。
現在提供されているサービスについて
街にはほとんど人はいませんが、現在も提供されているサービスはあります。
- スーパー 朝9時の一時間など高齢者が優先的に入店できる時間を設けられています。
- 薬局
- 酒屋
- 一部の銀行 ATMは利用可
- レストランのテイクアウト、デリバリーサービス
- マリファナショップ
- チャイルドケアサービス(一部の州のみ)
- 留学会社
- 日本総領事館
- 病院
これらのサービスも営業時間が短縮されていたりします。
レストランのデリバリーサービスを利用してみたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。初回利用時に使えるプロモコードもあります。
政府からの要請:Social distancingについて
2020年3月16日、ジャスティン・トルドー首相は、国境封鎖の決定を国民に知らせした後に、国民にも次のことを要請しています。
Stay home
外出自粛しない人たちにジャスティン・トルドー首相はこのようにメッセージを出しています。
Enough is enough. To those who are still hanging out with friends or hosting dinner parties: Do the right thing and stay home. And while you’re at home, share this video to remind others they need to stay home too. #PlankTheCurve pic.twitter.com/b2q1fT81cO
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) March 25, 2020
Enough is enough. いい加減にしなさい。これは、外出自粛が求められた後にも外に出かける人たちに向けて発した言葉です。
トルドー首相は毎日、色々な立場の人に向けてメッセージを送り続けています。テレビに向かって、真っすぐ目を向けて、話してくれています。
だから、今私たちにできることは可能な限り家にいること、仕事は可能な限り家ですること。彼は仕事ができない間に生活に困らないように補償するとも話しており、実際にその補償内容もきちんと発表されています。
手を洗う
必ず手を20秒以上洗うことを推奨されています。そして、洗った手で顔や髪を触るなとも警告されています。その上で、ハンドサニタイザーを使う人が多く、ハンドサニタイザーも常に売り切れています。
人と人との間隔を2m以上離すこと
スーパーや公共交通機関の中で、人と人との間隔を2m以上離すように呼びかけられています。バスは運転手に感染しないように、前から乗車できないようになり、乗客の間隔も2m離すように車内も工夫されています。
Starting Monday next week, you’ll be able to spot these signs on all of @TransLink buses. We’ll limit the number of available seats to ensure #physicaldistancing. pic.twitter.com/SHhb2RHwGj
— TransLink BC (@TransLink) March 28, 2020
バスに限っては現在乗車無料となっています。電車はシーバスは有料です。ちなみに、感染予防の為に、着ぐるみで外出する人も見かけるようになりました。
家でできること
外に出ることも、友だちと会って遊ぶこともできない中で、家でいかに楽しく過ごすかがポイントになります。私は以下のようなことで楽しんでいます。
- オンライン英会話 会員数50万人突破!業界No.1のオンライン英会話 「レアジョブ英会話」 →IELTSスピーキング対策でずっとお世話になっていました。
- オンラインの趣味レッスン 編み物をはじめるなら!MIROOM (ミルーム)→7日間無料でお試し中。
- 映画見放題 映画観るなら<U-NEXT>→31日間無料なので。
- 読書
- ヨガ
- ダンス
- 料理
毎日夜7時から
日に日に増してく応援団。
毎日午後7時から。#HealthcareHeroes https://t.co/PWShRsYxFf— Tomoka@カナダで保育士🇨🇦 (@TomokainCanada) March 29, 2020
これは、医療従事者たちへのエールです。バンクーバーではこのようなことが毎日夜7時から行われています。
始めは誰かがフェイスブックで呼びかけ、ついにはバンクーバー市も呼びかけました。毎日の日課になっています。
新型コロナウイルス(COVID-19)についてのまとめ
3月16日からの一週間はとにかく目まぐるしくたくさんのことが変わりました。とにかくカナダ政府と州政府の対応が素早く、国民も直ぐに動いたのです。補償についてもしっかり言及されていました。
スピード感がマジで半端なかった…。
このウイルスは無症状で陽性の人もいる為、自分が感染していると気付かずに知らず知らずにウイルスをまき散らすというのが厄介なところだと思います。自分は既に感染していることを念頭に置いて行動することが重要ではないかと思います。
遊びたい、友だちに会いたい、飲みに行きたい!!って気持ちはよーーーくわかります。すべてが終わったら、地球規模で勝利の乾杯をいたしましょう!
常に最新の情報に目を向け、無事に乗り切りましょうね。