カナダで大麻(マリファナ)が合法化になって1か月!なぜ大麻合法化したの?

皆さんこんにちは。カナダで保育士奮闘中のTomokaです。私は2016年にカナダ・バンクーバーに移り、今年でまもなく2年半になります。

先日、カナダはもちろん日本でも話題になりましたカナダ合法化についてですが、日本ではマリファナ(大麻)は所持しているだけで違法となる為、日本人にとっては、マリファナ(大麻)=危険な薬物というイメージが強いのは当然。「え!?カナダ、大丈夫なの!?」と心配になるのも当たり前の話です。正式に合法化してから約1か月経ちましたので、街中の様子などをお話していきたいと思います。

そもそもなぜ大麻(マリファナ)合法化になったの?

2018年10月17日にカナダでは、国全体で娯楽目的での大麻(マリファナ)の所持・使用が合法化されました。2013年に国家レベルで合法化した南米ウルグアイに続き、2カ国目、そして先進7カ国(G7)では初です。

以下、今回大麻(マリファナ)合法化に至った理由を書いていきます。

子どもたちの薬物乱用を防ぐ目的

医療目的のマリファナ使用は、2001年から合法になっています。といっても、2017年の調査では、買う人の90%は娯楽使用だそうです。大麻(マリファナ)は本当は違法だったのですが、ブラックマーケットから入手できるので、タバコやお酒よりもマリファナが手に入りやすい環境になっていたのです。

ちなみに、カナダではタバコやお酒の法律が厳しく、購入の際は必ず身分証明書の提示を求められますし、未成年にタバコやお酒を売ると、売る方もかなり厳しく罰せられます。その為、タバコやお酒はしたことないけど、マリファナはあるという未成年は多いようです。

それをカナダのジャスティン・トルドー首相が、子どもたちに対し規制を厳しくし、簡単に手に入らないようにするという理由で合法化になりました。

犯罪組織(ギャング)へのマリファナ収入源が断絶できる

大麻(マリファナ)が違法にも関わらず、マリファナ使用経験がある未成年が多いのは、犯罪組織(ギャング)やブラックマーケットが裏で売っていたという背景があるからです。(私の知り合い何人かもマリファナ持っていました。)

合法化することで、規制と制限をしてマリファナを販売できる為、莫大な税収が見込まれる

犯罪組織(ギャング)やブラックマーケットからの購入は、もちろん税金は払われていません。それを合法化することで、多額の税金が支払われるというわけです。合法化した後の、マリファナ産業は2020年までには6.5ビリオン(約5千600億円)の産業になると予想されています。

日本とカナダのマリファナ(大麻)に対する認識の違い

日本で知られるマリファナ(大麻)は、カナダではCannabis(キャナビス)、Weed(ウィード)またはMarijuana(マリワナ)などと呼ばれています。街中にマリファナ(大麻)のお店は実はけっこうたくさんあって、大麻の葉のマークが描かれていたりCannabis、Weed、Marijuanaなんて書かれていたりするのでわかりやすいです。

先程も書かせていただいた通り、日本では、マリファナ=危険な薬物というイメージが強いですね。しかし、カナダではマリファナ(大麻)は嗜好品、リラクゼーションの一種と考える人が多いのです。実際にマリファナ(大麻)を医療用として販売できる薬局では、学生からビジネスマンなど一般人がストレスが安らぐ、リラックスできると多くの人が利用しています。医療用マリファナ(大麻)が普及しているカナダでは、医者が患者にマリファナ(大麻)を処方することもあります。

日本の大麻取締法について

日本では大麻の所持は違法で、大麻の使用が違法でないのは何故って思ったことはありませんか?不思議に思われた方もいると思うのですが、私も不思議に思ったことがある人の一人です。それには、様々な理由があるようなのですが、理由の一つとして、大麻草の栽培や利用が古くから一般に行われてきたからではないかと言われているそうです。え?栽培!?って思うかもしれませんが、健康食品のヘンプシードやヘンプシードオイル、七味唐辛子に入っている麻の実は、実は大麻草から取れる種なんです。神社にあるしめ縄の原材料の麻は大麻草の茎から作られています。

ここで言うマリファナ(大麻)は葉や花の部分で、大麻草の葉や花以外は古くから様々な用途で利用されている為、栽培している農家の方は微量な葉の粉末等を吸引してしまう可能性があるそうです。そのため大麻の「使用」が違法となると、全てにおいて罰することになってしまいます。そういう経緯があって、あえて「使用」については罰則から削除したというのが理由の一つだそうです。

意外だと思うのですが、日本人と大麻(マリファナ)は昔から繋がりがあるんですね。

大麻(マリファナ)に対してどうとらえたらいいのか

最初にお話しておきますと、私は大麻(マリファナ)に対して賛成でも反対でもありません。といいますのも、カナダで保育士をしていると、医療用マリファナ(大麻)を処方されている保護者と出会うことだってありえなくないからです。2017年の調査では90%が娯楽目的の使用となっておりますが、残り10%は医療目的ということ。また、実際に医療目的で使用されている大麻所持事件が日本でも起こっていることをご存知でしょうか?

山本正光被告は25年6月に肝臓がんが見つかり、医療機関で治療を始めたが、26年10月に余命半年~1年と宣告。医師から「打つ手はない」と言われた中、インターネットで大麻ががんの改善に有効な可能性があると知った。厚生労働省や農林水産省、法務省などに「大麻を医療目的で使うにはどうしたらよいか」と相談したが、「日本では大麻自体や大麻由来の治療薬の使用は禁止されている」と説明された。製薬会社にも「私の体を医療用大麻の臨床試験に使ってほしい」と伝えたが、「日本国内での臨床試験は不可能だ」として断られたという。

そのため大麻を自宅で栽培・使用したところ、痛みが和らいだほか、食欲が戻り抑鬱的だった気分も晴れた。また、腫瘍マーカーの数値が20分の1に減り、改善の兆候が現れたという。

山本被告は「医師も『ありえない』と驚いていた。数値が下がったことを示すカルテもある」とし、「育てた大麻は他人に販売も譲渡もしていない。現代医療に見放された中、自分の命を守るためにやむなく行った」と話した。

出典【注目の裁判】末期がん患者が最後にすがった大麻は違法か? 劇的改善の被告が「命守るため」と無罪主張 司法の判断は…(1/4ページ) – 産経ニュース

こういうことを知ったら、一概に賛成とか反対とか言えない私です。皆さんはどう思いますか?

まとめ

大麻(マリファナ)合法化になり、娯楽目的の使用も可になったということで、街中は大麻(マリファナ)の臭いがあちこちで匂っています。と言いましても、以前から臭いがプンプンしていたのですが。私自身は大麻(マリファナ)の臭いがとても苦手で、法律で禁止されている以前に吸う気にはならないのですが、医療目的で、かつ改善が見られるのなら、今後世界中で考えていく必要があるのかな…なんて思ったりします。それで命が助かるのなら…ね。この合法化によって、子どもたちが大麻(マリファナ)乱用が防げたらよしですし、ますます医療が発展していったらそれもよしですし、合法化が良い方向に発展していくようただただ見守るばかりです。

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